インディーズ作品を主に放映している映画館ユーロスペースに行ってきました
ユーロスペース箱in pic.twitter.com/dK8S8pmGdk
— アスペンギン🐧 (@asupenguin777) 2024年7月18日
ウーマンラッシュアワー村本さんを描いたドキュメンタリー『I AM A COMEDIAN』を見てきたのでガチレビューしていきたいと思います

トレーラー
あらすじ
政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、テレビから消えたお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔の3年間を追ったドキュメンタリー。
ネットや演芸番組での政治的な発言などから「嫌われ芸人」「炎上芸人」などと揶揄され、テレビでその姿を見ることがなくなったウーマンラッシュアワーの村本大輔。テレビに自身の居場所を失った彼は、活動の中心を劇場やライブに移し、自身の求める笑いである「スタンダップコメディ」を追求する。日本全国をまわって年間約600ステージをこなし、スタンダップコメディの本場であるアメリカ・ニューヨークでの武者修行にも挑む村本。毎晩コメディクラブに立ってネタを磨く姿やさまざまな人との出会い、パンデミック禍の苦悩、家族との関係など、マスコミの最前線からは姿を消しながらも、人生を真摯にコメディに捧げ続ける芸人・村本大輔の3年間をカメラが追っていく。
監督は、日本で生きるクルド人の青年を取材した「東京クルド」で知られる日向史有。
ペンギンの感想
2013年の「THE MANZAI」優勝を機に一躍スターとなったウーマンラッシュアワー
当時島田紳介も今一番面白い漫才師として番組内で紹介していました
年間出演番組本数は200本という売れっ子ぶり
しかし2020年にはテレビの仕事は「THE MANZAI」の1本のみとなりお茶の間から姿を消します
これは彼がネタやSNSなどで政治的な発言を繰り返し度々炎上したことによるものです
政治的な発言を繰り返すようになったのは東日本大震災の5年後に被災地を訪れたことがきっかけになっています
彼は被災地を訪れたときに想像以上に復興が進んでいないこと、またメディアがその事実を全く取り上げないことに衝撃を受けます
そしてそのことをネタにして現地で漫才をすると大ウケ
中には感動のあまり涙を流す人までいます
そして彼はマスメディアが取り上げないような"不都合な真実"を自身がメディアとなってネタに昇華させていくことを決意します
「I AM MEDIA」として
それから彼は尖閣諸島問題、在日朝鮮人問題、原発問題などをネタにしていきました
もちろんただネタにするだけではなく実際に韓国へ足を運んで現地の人に話を聞いています
そしてしっかり面白い
劇場でも彼のネタのたびに笑いが起こっていました
そしてテレビに出れなくなりました
自分のしたいお笑いが日本ではできない(劇中の彼の言葉をかりれば日本の芸人は芸人ではなくタレント)と彼は悟ります
そして政治色の強いお笑いに寛容なアメリカにステージを移しスタンドアップコメディアンとして活動を始めます
近頃日本のお笑い芸人が海外で注目されるケースが増えていますがそれは渡辺直美やとにかく明るい安村、なかやまきんに君などビジュアル力が強く言葉に頼らずに面白さを発信できるタイプが多いです
一方村本さんは小道具なども一切使わず言葉一つで観客を楽しませています
テレビからは消えたと言われた彼ですがお笑いのキレはどんどん磨きがかかっているようです