ペンギンによる日々の雑記

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夜の終焉/堂場瞬一 ガチレビュー 〜世捨て人系喫茶店マスターの数奇な人生〜

今週のお題「最近読んでるもの」

 

ハイサイおはようございます!
実は読者家のペンギン
です!
はてなブログ今週のお題が「最近読んでるもの」ということなので、最近読んだ本の中で特に面白いなと思った書籍をご紹介していきたいと思います!

それがこちらです!
 
堂場瞬一著『夜の終焉』
 
堂場瞬一さんは警察小説と呼ばれるジャンルを得意とする作家さんです
 
警察小説とは
こちらの本は知人に紹介されて読んでみたのですが、警察小説を読んだことがなく、その手のドラマもあまり見てこなかったペンギンでも楽しめました∩^ω^∩
 
それではさっそくレビューしていきます!
 
あらすじ
二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。
ある日、彼が営む喫茶店に現れた少女が事故に遭い、意識不明の重体に陥ってしまう。
身元の手がかりは、荷物から見つかった一枚の地図のみ。真野は少女のため、一度は捨てた故郷汐灘を訪れる。
北関東のとある街を舞台に贈る(汐灘サーガ)シリーズ、第三弾。
 
ペンギンの所感 
主人公の真野は20年前に起こった殺人事件の被害者の息子であり、社会のしがらみから離れてひっそりと暮らすために故郷から出ていって深夜限定営業の喫茶店を経営しています
一方、殺人事件の加害者の息子も、故郷から出ていって弁護士になりました
この小説は殺人事件の被害者と加害者の息子というカルマを背負った2人の"邂逅"の物語です( ̄▽ ̄)
この2人は、親を失った悲しみと誹謗中傷の苦しみという、違うベクトルながらもそれぞれ重い闇を抱えながら日々生活をしていました
 ある日主人公の真野が経営している喫茶店にふらっと少女が現れ、帰り際に轢き逃げにあって危篤な状態となってしまいます
その少女が唯一持っていたのは真野の故郷でもある汐灘の地図で、真野は少女のために忌まわしい記憶と共に距離を置いていた地元汐灘に舞い戻ることになります
同時期に加害者側の息子で弁護士の川上も仕事の関係で汐灘に向かいます
 
 この小説は重いテーマを取り扱っているので全体的に暗いですし序盤は話の展開がゆっくりなのですが、2人が邂逅した時のシーンは衝撃的で鳥肌が立ちましたし、ラストでタイトルの『夜の終焉』がどういう意味であるかが分かり、読後感が素晴らしいです!
普段この手のサスペンスを読まない方も楽しんでもらえると思うので、騙されたと思って読んでみてほしいです!!!
 
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それでは今回はこのへんで!